始める前に読む『万紫千紅』の世界
『風花雪月』未経験でも本作から始められます。ダグザ大陸、4人の願い、1449年と1454年を押さえましょう。大会・戦争・救世の三部構成で、4ルートは同時期を異なる視点から描きます。
- 舞台:ダグザ大陸です。『風花雪月』のフォドラから海を隔てた南西にあり、ダグザ帝国を宗主として、主権を保つ3王国があります。
- 時代:1449年は大剣闘祭と4人の物語、1454年は魔神バロール復活後の終末と救世主の物語です。両作の共通事件を照合すると、1449年は旧作の帝国暦453年頃、開始の約727年前です。推算による換算で、月日は別途確認が必要です。年表に方法をまとめています。
- 旧作を先に遊ぶ必要:ありません。開発者は未経験でも十分楽しめる作品を目指すと明言しています。経験者が気付く名前や設定は『風花雪月』とのつながりへ。

カイ、
ディートリヒ、
セオドラ、
レダと、その後ろの救世主イシュマール大会・戦争・救世の三部構成
流れは大剣闘祭編・戦争編・救世編に分かれ、各キャラの物語の後に戦争編が続きます。1449年は大剣闘祭、1454年は終末で、物語は後者から始まります。
- 1454年:冥界の王、魔神バロールが復活し、亡者の軍が街や村を焼き、世界が滅びかけます。救世主(プレイヤー。初期名イシュマール、男女を選択)が現れますが、運命の女神フォトナは、1人では勝てず戦力が必要と伝えます。
- フォトナが目を付けた4人の戦士は、冒頭で見る未来では全員すでに亡くなっていますが、運命を変える力があります。
- 救世主は彼女の力で5年前の1449年へ戻り、4人の過去へ介入します。運命を変えて生き残らせ、未来で共に戦うためです。
- 1449年:帝都ダグシオンでは大剣闘祭が開かれ、4人が願いを抱いて参加し、背後では別の人々が動いています。
4人の戦士のうち、最後まで物語を進めた人物が、バロールとの決戦の仲間になります。誰も連れず、1人で挑むこともできます。

当初の設計は、主人公を1人選び、その物語を最後まで進める形でした。後から救世主と「過去へ戻る」要素を加え、4人の経験をつなぎました。8視点を4人へ絞った別の変更は、主人公のページを参照してください。
ダグザでは神々と人が共に暮らす

フォドラは教義や貴族の家柄を重視する厳格な世界ですが、ダグザは青空と強い日差しの下で活気に満ちた場所です。建築は古代地中海を参考にし、人々は複数の神を信じ、その神々が人と暮らしています。神殿で神本人に会い、加護を求められます。加護も参照してください。
1449年の北ダグザの帝国と3王国:
| 勢力 | 位置 | 概要 |
|---|---|---|
| ダグザ帝国 | 北東 | 神ダグザ大帝が建国し、約1400–1500年。湖畔の帝都ダグシオンは人口100万超。大帝が長い眠りにつき、太陽神ソレルが神威法王として代行統治します。 |
| アラゴ王国 | 北西 | 半神の英雄アラゴが建国。 レダの過去に関係します。 |
| ブレザラント王国 | 南西 | 建国伝説が軍神マーズの血統とつながります。 |
| サラミス王国 | 最南部 | 現女王は セオドラ。文字の使用を禁じ、歴史を口伝で守ります。 |
3王国は帝国を宗主と認め、それぞれの主権を保ちます。表向きは平和で繁栄していますが、内部ではそれぞれ火種を抱えています。
神々:ダグザの人々は、この地と同名のダグザ大帝と「その系譜の神々」を信仰しています。そのうちの何柱かを紹介します。
- ソレル:太陽神で神威法王。帝国を治めます。
- フォトナ:気まぐれで面倒を嫌う運命の女神。限られた範囲で運命を操り、巻き戻しは彼女の力です。
- カーラ:狩猟と芸術の神。芸術家や演奏家を支援します。
- マーズ:神々でも並外れて強い軍神。戦って決着を付けることを好みます。
- アウロラ:星と航海の女神。父ソレルに外部との接触を禁じられ、誰も会えません。

4人が異なる願いで大剣闘祭に参加

大剣闘祭、正式名ダグシオン大剣闘祭は、神威法王が開催を宣言した「世紀の祭典」です。名目は眠るダグザ大帝へ神聖な戦いを捧げることです。半年以上にわたり「戦隊」単位で参加し、優勝者はどんな願いもかなえられると宣伝されます。願いの実現は大会の約束です。父の救出、強敵探し、国と信仰、復讐と、4人は同じ会場に来ても求めるものが異なります。
各主人公と戦隊は次の通りです。
| 主人公 | 戦隊 | 参加の目的(公式紹介) |
|---|---|---|
カイ | リベイラの風 | 父と普通に暮らす少年。左手のルビーに謎の力を宿します。父が投獄され、幼なじみ2人と救出のため参加します。 |
ディートリヒ | ラミーヌ家 | 海の向こうのフォドラから来た美しい剣士。人間性に乏しく自分だけを信じ、強敵との戦いを求めます。魔剣アンスウェラーを所持[注1]。 |
セオドラ | メガエラの灯火 | 素手で岩を砕く右腕を持つ若い女王。祖国の数百年の悲願を果たすため参加します。 |
レダ | 薔薇の嵐 | 一流のビウエラ奏者。明るい顔の裏に闇を抱え、父の仇を自ら討ち、名誉を回復するため人生を復讐へ捧げます。 |




4ルートは同じ大会を4方向から見た物語です。カイ編の相手が別ルートの主人公になることもあり、複数ルートで単独では語られない因果を補えます。到着と登録も、通常の受付に間に合う人と、遅れて来るディートリヒでは異なります。レダ編の謎の女性もカイ編で詳しく説明されます。
複数ルートを遊ぶと物語を補えますが、最終戦は1人でも挑戦できます。
救世主、フォトナ、ソティス

- 救世主イシュマール:世界を再び光で照らすため、禁断の地で造られた存在です。特殊な肉体と強大な力を持ち、バロールへ挑む仲間を集めるため、フォトナと過去へ戻ります。
- フォトナ:時間を巻き戻し、救世主を導く運命の女神です。
- ソティス:はじまりのものと呼ばれる偉大な存在です。滅びゆく世界であなたを起こし、救世主として冥界の王バロールを討つよう命じます。旧作の経験者にはなじみの名ですが、本作では成人女性の姿です。

同じ世界の前日譚
本作と『風花雪月』は、同じ世界の、異なる時代と大陸です。両作の侵攻記録を同じ事件として換算すると、1449年の大剣闘祭はフォドラ帝国暦453年頃です。ガルグ=マク大修道院は建立から200年以上で、『風花雪月』の物語の始まりまでは700年以上あります。そのため数百歳のなじみの人物や、『風花雪月』の時代には消えた貴族の家系に会えます。開発者は本作を新作として受け止めてほしいとしています。
セテス、
ディートリヒの家系、血印と紋章などの詳細は、次の『風花雪月』とのつながりへ。ネタバレは段階的に折り畳んでいます。
旧作の地名、暦、4ルートの関係
- ダグザは新しい名前ではありません。旧作でシャミアの故郷として登場し、帝国と戦ったダグザが本作の舞台です。
- 両作の年を直接引けません。暦を区別し、共通事件の対応を確認します。年表へ。
- ソティスは少女の姿ではありません。本作では成人の姿で、理由は第三部で語られます。
- 主人公は4人から1人だけを選ぶものではありません。旧作の学級選択による排他ルートと異なり、すべて遊べて途中変更もでき、最後に合流します。
レダ
セオドラ
カイ